不動産CA

不動産CAの想い

はじめにお伝えしたいことは「あなたが希望を叶えるために交渉する相手は私ではない」と、言うことです。
私の役目はあなたの良きパートナーになること。不動産に関してあなたの代理人という立場であなたの最善の選択をサポートすること。私が全権を握りすべてを決定するわけではありません。あくまでも決定権はあなたに。そうなんです。主人公は”あなた”です!

不動産仲介業者の本来の姿。この役目を「不動産CA」と呼んでいます。
このような想いに至った理由のひとつは私自身が土地を探し、住宅を新築したからです。土地の面積が広く、形状も縦長の田んぼ。購入代金が高額になり取得することを諦める方が多かった土地。アイデアによってその広さや形状を克服。取得することができました。 そして、田んぼから住宅が建築できる土地への造成。上下水道、都市ガスを利用するための工事へ。並行して新築住宅の打ち合わせから請負契約。そして、住宅ローンの申請を。

土地購入の決定から住宅の引渡しを受けるまでの期間は約7か月。初めての経験が盛りだくさん。不動産業界で働いていたため、何となくイメージはできていましたが。でも、一般の方はこの過程に不安はないのでしょうか?人生の中でも大きなイベント。数回経験するかどうかの住まい探し。一般的には住宅の引渡しを受けて「住まい探し」はゴールですが、ここからが新たなスタートであるとも考えられます。住宅ローン返済や住まいの維持管理が始まりますからね。私の場合、さらに先を考えての購入でしたのでまさにスタート。そのため、立地環境と住宅の耐久性も重視することに。住宅ローンが残っていても住まいは資産だと考えています。市税である固定資産税を納付することからも分かりやすいですよね。資産として住まいを考えた場合、ざっくりと言えば、現金を固定資産に交換したことに。だから、いざという時に現金に換金できることも住まい探しの重要なポイントになるという見方もできます。もちろん利益を出すこと、または支払った金額での換金などは考えていませんよ。

どこを最終的なゴールとするかで住まい探しの進め方も変わってくる。私自身も経験した住まい探し。そして、現在継続中の住宅ローン返済&維持管理。経験しているからこそできる会話がある。販売するための会話ではなく、長い長いゴールを目指すための会話がしたい。あなたの想いをきちんと受け止め、最善の選択をサポートするために・・・。

現在は一般の方でも専門家以上に情報を収集できます。インターネットや広告・雑誌、または住みたい地域へ何度も足を運んでの住まい探し。一般的に業者の立場では広く浅く情報を入手しますが、住まいを探されている方(依頼人)は狭く深く情報をお持ちの方が多いように思います。ですから、依頼人の方が希望する地域の情報は詳しいことが。そんな情報をたくさんお持ちの方でも不動産仲介業者に契約を依頼すれば仲介手数料が発生します。仲介手数料とは、不動産仲介業者が行ったサービスに対する報酬ですから。

ここで一つ質問です。仲介手数料を「物件紹介料」と考えていませんか?そう考えている方はこれまで知らなかった住まい情報を紹介してくれなければ、仲介手数料を払う意味が分からないかも知れませんね。不動産仲介業者に依頼せず、司法書士などに依頼して個人間契約にすれば仲介手数料を支払う必要がありませんから。えっ?と思われたかも知れませんが、個人間でも不動産の契約はできます。もちろん、所有者さん(大家さん)の同意は必要ですが。情報があふれており手軽に収集できる状況で不動産仲介業者の存在意義は?ましてや不動産CAという役目は必要なのでしょうか?

確かに不動産仲介業者に頼ることなく、住まい探しから契約、引渡しまで危険を回避できる自信のある方は個人間契約の方が良いのかも知れません。 ですが先に申し上げた通り、一生涯で数回あるかないかの不動産の取引。しかも高額になることが多い取引。どこに危険が潜んでいるのだろうか?どのように取引が進んで行くんだろうか?・・・、などなど。不安がない方の方が稀なのではないでしょうか?不安を解消したい、相談したいという想いに応えることが不動産仲介業者の存在意義であり、不動産CAの役目だと考えています。成功報酬の仲介手数料は住まいを得るまでの不安を解消し、最善の選択を実感した結果、いただける報酬だと考えています。

私が「依頼人」と考えている方は不動産の取引に不安があったり、疑問をもっている方。不安もなく、ご自身で情報収集し、仲介手数料を「物件紹介料」だと考えている方は残念ながら私のサービスにはご満足いただけないでしょう。ですから、私の依頼人とはなっていただけないでしょう。依頼人の想いを実現するために、時には諦めていただく選択も必要になります。理想の住まいのイメージがあっても現実にはなかなか見つからない場合、私は魔法使いではないので目の前にパッとお出しすることはできません。現況から最善の選択は何であるかを一緒に考えて答えを導き出すこと。そんな住まい探しのお手伝いをしたいと思っています。

最後に、住まいを資産だと考えればあなたの住まいだけではなく、ご両親やご親族の住まいも同じく資産になります。贈与や相続を受けた場合、売却、賃貸、管理等の運用が必要になるかも知れません。若い年代でそのような環境となった場合、不安になったり、疑問が生じたり、わずらわしくなりませんか?まだまだ働き盛りであなたの生活もありますからね。そのような状況に陥った時、不動産CAのことを思い出してください。そして、背負った重責をそっとおろしてみませんか?