不動産CA

新築一戸建:大工作業

瓦葺きが終わり、大工作業に移ります。 耐震補強の金物を使用し、断熱材も敷き詰め、外壁も出来上がっていきます。 大工さんの丁寧な仕事が重要なポイントになります。

金物補強

❶土台と筋交い、通し柱、管柱などを金物で補強して耐震性を高めます。

2階金物補強

❷床梁や2階床部分も金物でしっかり補強します。

ケナボード

❸外壁下地はケナボード仕様。透湿性に優れ、断熱材の湿気を逃がして壁内結露の発生を抑えます。柱と柱を結ぶ構造用耐力面材としての役割もあり、耐震性を高めます。薄くて軽いですが、繊維が絡み合ってできているため見た目以上に丈夫です。

防蟻剤

❹床から約1mの高さまで変色しています。湿気ではなく、シロアリの侵入を防ぐ防蟻剤です。土台や基礎だけではなく、柱や壁にも散布。できる限りシロアリの侵入を防ぎます。

面格子

❺ケナボードの上に面格子を取り付けます。防犯面だけではなく、台風時の飛来物から窓を守るために設置しました。

防水シート

❻ケナボードの上に透湿性がある防水シートを敷き詰めます。空気は通して水は通さない下地の完成です。湿気による壁内結露やカビの発生、柱などへのダメージを軽減します。

胴ぶち

❼防水シートの上に胴ぶちを張り、これから施工する外壁との間に空気層を作ります。この空気の層が通気層となり、ケナボード、防水シートを通ってきた湿気を放出してくれます。また、外気温による室内への影響を抑制することにも多少役立っているようです。

水切り

❽黒く見えている建材が水切りです。 外壁から流れ落ちる水が基礎内に侵入するのを防ぐだけではなく、通気層の出入口として、また、床下換気としても役立っています。

空気層

❾外壁と防水シートの間を空気が通っていくことが想像できます。

ロックウール2

❿次は室内を見ていきます。きちんと敷き詰められた断熱材。厚さ100mmのロックウール仕様です。隙間ができないように境い目にテープを貼ります。このひと手間が大切。

太鼓梁

⓫1階の天井です。手前に見えているのは檜の太鼓梁です。見た目だけではなく、構造にも役立っているとのことです。

防振天井吊木

⓬1階の天井は2階を歩いた時や音楽を聴いている時の振動を抑制する働きのある樹脂製の防振天井吊木を使用しています。

防振シート

⓭2階の床にも防振対策が施されています。床の構造用合板の下に見えている黒いシートが防振シートです。1階の吊木とセットで効果を発揮してくれそうです。

1階天井のロックウール

⓮1階の天井にも50mmのロックウール断熱材が敷き詰められています。

パイン材

⓯2階天井は無垢のパイン材です。家中どこにいても自然素材を感じられることにこだわりを持っている工務店の標準仕様です。

2階の断熱仕様

⓰2階の天井裏です。100mmのロックウール断熱材が敷き詰められており、その上を防湿シートで覆っています。夏場の屋根裏は60度になるとも言われています。室内への影響を最小限にしてくれることを願っています。オレンジ色の管は電話線や室内LANを通す空配管です。

カバ桜

⓱1階と2階の床材は無垢材フローリングのカバ桜です。素足で触れた時に合板のフローリングより温かく感じられました。

無垢材フローリング張り

⓲カバ桜を張り終えました。無垢材特有のバラつき感が色々な表情を見せてくれます。