位置指定道路に側溝&横断溝を設置します。勾配をとりながら施工して雨水を排水溝へと導きます。
❶位置指定道路に側溝を設置します。道路幅員5mを確保して設置場所を決めていきます。幅300mm、深さ500mmの側溝を設置します。
❷側溝を載せる基礎を作ります。厚み100mmになるように砕石を敷き、転圧します。
❸転圧した砕石の上にモルタルを30mm敷きます。そして、側溝を載せていきます。
❹以前施工したL型側溝と排水管に側溝を接続します。この箇所を通り、宅地内の雨水を排水します。
❺寸法を合わせるために側溝をカットしています。これがなかなかの重労働です。
❻一箇所、一箇所、地道に目地詰めを行います。地道な作業が大切になります。
❼目地詰めが完了し、これで側溝が1本に繋がりました。それと同時に水漏れも防いでくれます。
❽位置指定道路の最終地点と宅地の境界に、地先境界ブロックを設置します。まずは幅350mm、厚み100mmの基礎造ります。
❾型枠にコンクリートを流していきます。こぼれないように慎重に作業を進めています。
❿型枠に流したコンクリートを均等にならしていきます。
⓫コンクリートが乾いたら側溝設置と同様にモルタルを敷き、地先境界ブロックを載せます。目地を入れて乾燥を待ちます。
⓬地先境界ブロック施工の完成です。将来、道路として埋まってしまう部分です。真ん中付近が高い理由は、道路の路盤を雨水がたまらない様にアーチ状し、そのアーチの弧に合わせているためです。
⓭次は横断溝を設置します。住宅建築時には大きなトラックが何度も往復するため、横断溝が沈まないように工夫して作業を進めます。まずは横断溝の下に厚み100mmのコンクリート基礎を造ります。
⓮勾配に注意しながら設置していきます。基礎の上に厚さ30mmのモルタルを敷いています。
⓯進入路隅切り部分と横断溝接続部分は形状と強度を考慮し、現場打ちコンクリート仕上げにします。
⓰横断溝の完成です。これで雨水は排水溝へと流れます。工事期間中、雨の日が多くて悩まされていましたが、これからは雨水が道路に溜まることを防げるでしょう。
⓱進入路から見て二本目の横断溝です。この横断溝の下まで既に水道管とガス管を配管しています。設置後に配管工事を行うと、横断溝の下をトンネルのようにくり貫くため、埋め戻しても土が締まりきりません。将来、横断溝が沈む可能性をできる限り排除した工事を行いました。
⓲位置指定道路部分と側溝&横断溝です。上下水道管、ガス管の引込工事が終われば、アスファルトで舗装して造成工事は終了です。