長い間、眠っていた土地が宅地へと生まれ変わりました。敷地内に幅員6mの位置指定道路を設置する計画のため、完了検査に合格するように慎重、且つ、正確に造成しました。この場所を気に入った方が新築住宅にお住まいになる日が待ち遠しいです。
❶現況です。どのような宅地に生まれ変わるのか楽しみです。
❷まずは丁張り。道路幅、側溝位置などを図面を見ながら印を入れていきます。出来上がりに左右するので慎重に進めています。
❸丁張りを目印に作業を進めます。250mmの側溝、集水桝、150mmのフリューム管設置用の溝を掘ります。構築物が曲がらないように真っ直ぐに掘ります。
❹溝掘り後、砕石を敷き詰めます。フリューム管などを安定させるための大事な作業です。
❺敷いた砕石を転圧します。砕石が締まるのが良く分かります。これで下地がしっかりしました。
❻ここでようやくフリューム管を設置します。雨水を宅地内に入れないようにしっかりガード。
❼道路入口の隅切りの寸法を考えて溝を掘ります。位置指定道路の完了検査がありますので慎重に寸法を見極めます。
❽側溝用の砕石を敷きます。側溝を支える下地になります。
❾フリューム管の時と同様に転圧します。硬く締めるのがポイント。その後、均しコンクリート(捨てコン)を敷き、側溝を設置します。
❿集水桝を現場で作ります(現場打ち)。この型枠にコンクリートを流し込みます。
⓫型枠を外すとこの通り。乾燥するまで3日間かかりました。
⓬完成した集水桝を設置します。側溝との接続を考えながら調整します。重量物の調整はひと苦労。
⓭側溝を設置します。雨水や排水を流し、道路幅員にも含まれるので水勾配や道路幅を考えて正確に並べていきます。
⓮地道な作業ですが大切なひと手間です。管と管、管と桝をセメントで1つづつつなげていきます。
⓯完成時の外観が現れました。これから仕上げ作業に入ります。
⓰道路の終端は地先境界ブロックを設置します。道路の端っこですが丁寧に並べていきます。
⓱地先境界ブロック設置完了。道路部分の外周は完成。
⓲宅地内に真砂土を敷いて宅地部分は完成しました。道路部分も下地造りは完成。
⓳アスファルト施工の前に砕石を敷いて転圧します。あとはアスファルト施工のみ。完成までもう一息!
⓴ついに完成しました。立派な道路が敷地内の雰囲気を変えてくれました。のんびりと暮らせそうです。
㉑あとは完了検査合格通知と土地購入者を探すだけです。仮復旧の前面道路もアスファルト舗装完了です。